新しい引き出しができる!と思ったから

富久ソラのこども園ちいさなうちゅう 保育士 Sさん

決め手は「自分の中に新しい引き出しができる」と思ったから

 富久ソラのこども園で働き始めてから大体5年目です。その前は別の保育園に4年ほど勤務したあと、保育業界以外の世界も見てみたいという気持ちがあり、保育とは全く関係のない営業の仕事をしていました。…でも、すぐに保育業界へ戻ってきました。もともと小学生の頃から、将来は保育の仕事をしたいなと思っていて、それで中学受験をした位でした。両親や塾の先生と相談しながら、中学~大学のエスカレーター式の学校を選んで、4年制大学卒業とともに資格取得、という進路を決めて頑張ってきたので、なんだかんだ言って、自分は保育の仕事が好きなんだなと、保育を離れてみて改めて感じました。
 僕はもともと神奈川県に住んでいたので、東京の保育園については全く知らなかったのですが、求人サイトに掲載されていた東京児童協会を見つけて、その概要に興味を持ちました。最初は「大きなおうちって、なんだろう…?」と、全く想像ができませんでした。子ども一人ひとりを尊重する<コーナー保育>という方針は、これまで自分が行なってきた保育とは根本から違ったので、自分の中に新しい引き出しができるかなと思ったのが、この法人に応募したきっかけです。

保育の特徴を活かせる、園内環境やデザイン!

最初は「コーナー保育」にすごく戸惑いました。あっちにもこっちにも常に子どもたちが動いているので、「自分はどこにいるのがいいんだろう」と、初めの頃はすごく迷っていました。
 また、以前勤めていた保育園では、一斉保育の時には1人で子どもたちを見ることが多かったので、「保育において職員同士の連携をとること」には結構苦労しました。これまでは、合同で行う朝の会や放課後の時間くらいしか職員との連携をとった保育の経験がなく、教室も年齢ごと完全に分かれていたので、隣の教室へはわざわざ廊下を通って行くしかありませんでした。始めは戸惑っていたのですが、周りの職員が「こういうときは〇〇した方がいいよ」とアドバイスをくれたり、自分も先輩先生の動きを見て、まずは真似してみることから始めたりしました。
 この法人はどの園も園舎がとてもきれいで、ほかのこども園や保育園に比べてユニークな建物が多いと思います。富久ソラのこども園は、ランチルームがとても広いので、子どもたちがパーソナルスペースを確保しながら、ご飯を食べることができます。ランチルームの机や椅子を動かしてスペースを作ると、とても広い空間ができます。体を大きく動かせる運動スペースにもなるので、ご飯の時間はもちろんとても楽しいものにできますし、様々な遊びにも使うことができる空間になるのも魅力の一つだと思います。
年齢ごとの部屋を区切っているのは壁ではなく、動かせるパーテーションになっていて、区切ったりつなげたりすることができます。全年齢の子どもたちで一つの活動をすることもあるので、職員の配置に気を配ることができたり、困ったことがあった場合はすぐに他の職員とコミュニケーションを取ることができたり、ちょっとしたことでふざけあうこともできて、職員にとっても安心できる環境だと思います。


職員間で助け合いながら、プライベートとの両立ができる! 

 待遇面ですと、以前勤務していた園と比べて休日制度の差はありますが、給与面は良くなりました。僕自身にも子どもがいるので、給与面での変化はとてもありがたいと思っています。
 休日に関しては、有給休暇が年5日は必ず取れるなど、お休みもしっかり確保してもらえていますし、行事などに被るときは難しいですが、それ以外の時は連休もそれぞれの職員がが休みたいときに休めるように意識されて取り組んでいます。帰りが遅くなってしまうこともありますが、休みには仕事の持ち帰りがないよう調整できていて、周りの職員も声をかけてくれたり手伝ってくれたりするので、助け合いながらプライベートとの両立ができています。
 コロナ禍でも、待遇面での変化は特になく、逆に有給取得を積極的に勧めてもらえたので休みやすい雰囲気でした。自粛期間中は、自宅で教材を作ったり、他の職員と一緒にオンラインミーティングのアプリを使って、今後できるかもしれない行事の打ち合わせをじっくり時間をかけて行ったりしました。それから、園自体の決まりや方向性について再確認する時間が取れました。管理職の先生方に手引きを作っていただいて、この園は子どもたちや自分たちにとってどういう存在であるべきなのか、職員の中の認識を深める、とてもいいきっかけになり、とても有意義に時間を使えたと思います。

たくさんの男性保育士が活躍中!自分自身の保育スキルを高められる場所!  

 一時期「男性保育士が…」というニュースが取り上げられたとき、居づらさを感じたときもありました。もちろん全ての男性保育士がそうではありませんし、「自分はそうじゃないのに…」という気持ちで、すごくモヤモヤを感じました。男性保育士が1人だと肩身が狭いと感じる人がいるかもしれません。法人の理念として、保育園は「第二の大きなおうち」、男性保育者は「お父さん」、女性保育者は「お母さん」という考え方があり、僕自身はそれに基づいて働けていると思っています。ここには自分以外にも男性保育士がたくさんいるので、話もしやすいし働きやすいです!
 職員の先生たちとは、保育のことだけではなくて、子どもの話題やプライベートのことも気軽に話せるような関係性になれると思います。ここは特に職員の横の関係性がとてもいいと思うので、いつでも大歓迎です!
 富久ソラのこども園は、保育園でもあり幼稚園でもある大型こども園なので、貴重な経験を得つつ、自分自身の保育スキルを高められる場所だと思います。他の保育園に行っても  あなたにやる気さえあれば、「ここに入れば力がつく!」と自信を持っておすすめします!